「よく見たら、支出の半分が食費に飛んでいっている…」「食費節約、全然続かなくて。」
「食費、節約したいのに、ご飯がおいしすぎる」
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も食べることが大好きで、美味しいものを食べているときがとても幸せです。
特に上京してきてからは、周りには美食が溢れ、外食がより楽しくなり…
外食を減らそうと自炊を始めた初期には、食べきれると思って買ったのに、賞味期限を切らす。
ストックに埋もれる。ダイエットも兼ねた無理な小食で倒れる…など、これまで失敗してきたことも数知れず。
今回はCHECK-LIST編集部の私、オカダが「食費節約術」を書くにあたり、
今までの失敗を振り返りながら、食費達人に聞いたり、調べたりして得た知見をもとに、
【無理なく、でも続けられる】節約術をご紹介します。

食費達人に聞いた!無理なく続けられる節約チェックリスト
準備編

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節約をするには、「何にどれだけ使っているのか」を知ることが大切。
毎日の小さな積み重ねで、1か月の食費が大幅に変わるということも。
でも、家計簿をきちんとつけるのはハードルが高くて続かない…。そんな方も多いのではないでしょうか。
ここでは、手軽に家計を管理できるアプリをはじめ、1か月の目安にすべき食費の出し方などもご紹介します。
※1ヵ月の食費平均
一般的に、「食費は月収の15%程度に収めるのが理想」と言われています。また、エンゲル係数と呼ばれる指標を使って計算することもできます。
エンゲル係数(%)=食糧費 ÷ 消費支出 ×100
平均エンゲル係数は25.7%となり、消費支出の約4分の1が食費となっていることが分かります。(2019年時点) そのため、エンゲル係数が平均値より高い26%以上になっていると、食費に使いすぎている可能性が高いと言えるでしょう。
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マネーフォワードME
◆ 無料で使える家計簿アプリ『マネーフォワード ME』
・レシート撮影で、簡単に家計簿の入力が完了
・手間なく簡単に「お金の見える化」ができる自動の家計簿アプリ
・収支の把握がグラフでみれる
・使い初めてから月平均【27,848円】(*1)の収支改善を実感
・2,635の銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイント等が連携できます。
ふだん使っている銀行やクレカを連携するだけで、支出や口座残高などが見える化される便利な家計簿アプリ。
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家計簿Zaim
お小遣い帳としてシンプルに使いたい方、家計を改善したい方、資産を管理したい方… 一人ひとりに暮らしとお金の向き合い方があります。
Zaim では誰にとってもわかりやすく、長く続けられる仕組みを丁寧に作り込んでいます。今まで家計簿に挫折した方にもおすすめです。
また、青色申告サービスとの連携にも対応しており、確定申告もサポートいたします。
さらに、家計簿以外にも、給付金・スーパーの特売情報など暮らしに役立つ機能をご用意しています
銀行・カード連携を始め、レシートの読取機能など簡単に家計簿をつけられる機能が満載。
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食費を節約するには、できるだけ現実的に、具体的な目標額を決めるのがポイントです。
いきなり無理な目標を設定してしまうと、節約自体がストレスになって挫折してしまう可能性もあります。 自分ができる範囲で、ゆるやかに目標を設定しましょう。
最低限の無駄遣い防止ルールを立てたり、自炊費と外食費を分けて予算を立てたりするなど、自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね。
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より安く食材を手に入れられたら嬉しいですよね。スーパーでもジャンルによって安いものが違ったり、特売日があったりなど安く手に入れられる機会を見つけておくことは節約にとってとても重要。
普段お仕事で忙しい方は、ネットスーパーなどでお得なところを探してみるのもいいかもしれません。
買い物編

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冷蔵庫の中身を把握しないまま買い物に出かけると、必要ではなかった食材を重複して買ってしまったりすることがあります。
買い物の前には必ず冷蔵庫の中身を確認するようにしたり、週に1回は食材の在庫をチェックしたりするなど習慣にしてしまってもいいかもしれませんね。
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これも、食材の重複買いを避けるためにとても大切なチェックポイント。
買い物リストを作っていくうちに、自分が必要な食材の種類や量なども分かってくるようになるので、とてもおすすめです。
最近では、家族にも共有できる買い物リスト用のアプリなども開発されているので、ぜひ取り入れてみてください。
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買い物リスト―共有できるお買い物メモアプリ
チラシ感覚で驚くほど簡単、楽しい買い物リスト!
家族で共有したり、Siriや音声記録など便利な機能が満載!
スーパーでうろうろしない様にリストを自動で整列!!
食材の写真が載っているのでイメージしやすく、共有もできるので買出しを頼む時なども便利なアプリ。
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買い出しの頻度が増えると、本来は必要ではなかったものを買ってしまう機会も増えるもの。
週に1回など頻度と予算を決めると、自分なりのリズムも見えやすくなってきますよ。
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キャッシュレス化も進み、現金をあまり使わなくなった方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済に変えることで、ポイントを商品に交換したり決済金額に充当できたりなど色々な使い方ができます。
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低価格が特徴の小売店や卸店が独自で展開するブランドのことをプライベートブランドと呼びますが、普段こだわって選んでいるブランドの食材を思い切って変えてみるのも一つの方法です。
「TOPVALU(トップバリュー)」、「セブン&アイ・ホールディングス|セブンプレミアム」
節約のコツ・アイディア編

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節税対策のひとつとしても、最近活用する人が増えてきているふるさと納税。
長期保存に向いていて消費量の多い食材、例えばお米や加工品などがおすすめ。
カタログを見ているだけで、いつもとはちがうお買い物体験ができそうです。
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ふるさと納税
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ポイントを使って購入できる薬局やスーパーが近くにあれば、積極的に利用するのもおすすめです。 案外ポイントと引き換えに購入できる額も、見逃せないものですね。
料理編

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こちらは言わずもがなですが、外食が多い方は1日1食は家で食べるなど、少しずつ自炊する環境に慣れましょう。
仕事が忙しく毎日自炊を続けるのが難しい方もいるかもしれません。
そんな時は、休日に作り置きをしたり、下見冷凍や余り物の冷凍保存の活用をすることで、食費を抑えることができます。
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毎日節約のために自炊をがんばっていたら、たまにはお休みする日も必要ですよね。
休日のお昼ご飯や子供がいない日の食事などは、レトルトのカレーやインスタントラーメンに頼ることも。
テイクアウトやお惣菜よりも安く抑えられ、時間も省けるので常備しておくのがおすすめです。
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毎週献立をきっちり立てても、その日の気分やイレギュラーな都合で予定通りに作れることはあまりないかも。そう感じている方、きっといますよね。
煮物やカレーなど食材を余らせることのないレシピだけ作るとざっくり決めておいて、ほかは冷蔵庫にある食材でメニューを決めるくらいが負担がなくて続きそうです。
チェック・習慣編
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週1で冷蔵庫の食材を整理整頓するなど、常に見える化しておくことで無駄な食材を買うことなく、食材を使いきれるようになります。
冷蔵庫がパンパンすぎて在庫が分からない…。そんな方は、もしかしたら買いすぎが原因かも。
これを機に一回に買う量を見直してみてもいいかもしれませんね。
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買う物の具体的なイメージがないままコンビニに入って、スイーツやおつまみを買い込んで後悔した…!なんて経験のある人もいるかもしれません。
コンビニには商品が幅広く何でもそろっている分、価格は割高に設定されています。
日頃の買い出しで事足りるよう、リスト作りを習慣化しておくのがおすすめです。
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上記のチェックリストが大体達成できたら、次に習慣にしていただきたいのは定期的な支出のチェック。
節約を意識しすぎて苦しくなったり、体調を壊したりしないくらいのバランスを見つけられるようにしましょう。
自分が嫌にならない、無理なく続けられる節約の仕組みづくりの参考にしていただけたら幸いです。
ここまで、食費の節約術をご紹介してきました。
無理なくずっと続けられる、それでいて食も楽しめるような節約術が見つかれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。